40代 女性 主婦 左臀部、左ふくらはぎ外側の痛み、痺れ。 |
1人では歩行困難なため、旦那さんに付き添われ来院。
来院される7月前から腰痛、左下肢の痺れがあった。徐々に痛み、痺れは広がり臀部、ふくらはぎまで感じるようになった。症状は強くなり来院する9日前から歩けない位になった。
3日前に整形外科でX線撮影をしたが異常はみられない。1週間後にMRI撮影予定。その後MRI撮影結果、椎間板ヘルニアと診断され、ブロック注射など治療をおこなったが痛みが変わらないため来院された。
<症状>
5分も座ってられない。10分立っているのもつらい。
起床時の痛みが強い。
左臀部痛、痺れが1番強い。
<治療経過>
始めの2カ月間は、週に1回の来院。その後10回目以降は2週間に1回の来院。6回目の来院時には左臀部、左ふくらはぎの痛みが減少し始める。9回目〜10回目は、左臀部痛、左大腿後面に痛みが強くなり、ふくらはぎの痛みは消失し20分位座ってられる状態になった。15回目から左臀部痛のみ多少痛みがあるが2時間位なら座っていても大丈夫な状態。18回目では劇的に良くなり車の運転や買い物もいけるようになり、普段の生活が送れるまでに回復した。
現在は、3カ月に1回のメンテナス治療を行なっている。
<院長のコメント>
痛みを重視して治療をおこなってきました。始めのうちは痛みの根源に負荷がかからないようにアプローチ。その後は、痛みの根源に対して積極的にアプローチをおこなった。
多少の時間がかかったと思いますが、患者さん自身が少しづつ良くなっていくことを実感でき、不安感なしで治療を進めることができました。
何より患者さんが1日の早く良くなりたいと思う気持ちと、アドバイスどおりにストレッチ、軽度の運動を続けて頂いた結果だと思います。 |
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30代 男性 会社員 左腰痛、背部痛。 |
学生時代から慢性的に腰痛があり、昨年整形外科でX線、MRIの結果、腰部椎間板ヘルニアと診断された。
いろんな整体に通院したが、症状に変化がないため来院された。
<症状>
身体を動かしている時は、痛みをあまり感じない。
仕事で同じ姿勢でいるのがつらい。
重い荷物を持つと痛む。
動きでは、身体が前傾姿勢になると限局的に左腰部下が痛くなる。(30°〜40°)40°以上は痛まない。
<治療経過>
週1回の来院。
1回目の治療で、左骨盤にアプローチ。その後、バランを整える目的で腰痛にもアプローチをおこなった。
治療後は、前傾姿勢での痛みと背部痛も消失。
2回目の来院では、前傾姿勢での痛み、背部痛は治療以来発祥していなが左頚部に違和感を感じる(1回目の治療では、頚部へアプローチはしていない)。左腰に少し重だるさがある程度。全体的(頚椎、腰椎)に治療をし、治療後は重だるさも改善。
3回目の来院では、症状なし。重だるさ、痛みも感じない。
現在は、予後の観察のためと再発防止のため1ヶ月に1回のメンテナス治療をおこなっている。
<院長のコメント>
腰椎と骨盤のバランスが崩れていたのが原因。バランスを整えるだけで動作痛が改善しました。
腰部・骨盤の状態が、頚部のバランスに影響し治療後に違和感が生じたと思われます。
全体を治療したことにより、早期改善につながりました。
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20代 女性 事務 強い肩こり、頚部の重だるさ、頭痛。 |
肩こり、頭痛は仕事をし始めた頃(4年前)からあり、4ヶ月前から肩こりと頚部の重だるさが強くなった。
仕事(デスクワーク)をする前はこのような症状はなかった。痛みが強くなってきたため来院された。
<症状>
同じ姿勢でいるのがつらい。
頚部が回しにくい方向があり、時々痛みも生じることがある。
頭痛は強弱はあるがほぼ毎日ある。
疲れがたまると症状が強くなる。
仕事終わり(夕方)に肩こりがひどく頭痛も生じる。
頭痛は、頭部を締め付けられるような痛み。頭痛箇所は頭頂部、側頭部で後頭部が主である。
<治療経過> 週1回の来院。
1回目の治療で頚部の関節にアプローチをおこなった。治療後は肩こりは感じない程になった。
2回目の来院時は、肩こり、頭痛は消失。痛みもない。
現在は、1ヶ月に1回のメンテナス治療をおこなっている。
<院長のコメント>
頚部の関節の問題で引き起こされる頭痛と肩こりでした。
仕事時の姿勢や日常での癖、運動不足で引き起こされる症状なので、日頃からストレッチや運動をやり予防に努めると大切です。
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70代 女性 農業 右肩の痛み(五十肩)、肩が上がらない。 |
8ヶ月前から右肩に痛みを感じ始め、高い物を取ろうとした時、ズキンとした痛みが右肩に生じた。
整形外科を訪れ、診てもらったら五十肩と診断された。はり薬で効果がないため来院された。
<症状>
右肩が80°以上上がらない。
右肩を動かすとズキンと痛みが走る。
右肩を下で横向きに寝れない。
ブラジャーのホックが自分で閉められない。
<治療経過>
週1回の来院。
1回目の治療では肩の関節に物理療法でアプローチをし、弱化(筋力低下)している筋肉に対して筋力アップするように治療をおこなった。治療後は右肩が120°位まで上がるようになった。
2回目の来院時では、1回目と同様の治療をおこない、右肩が140°位まで上がるようになった。
3回目の来院時では、1.2回目と同様の治療をおこない、肩関節を動きをつけるアプローチを積極的におこなった。治療後は右肩が160°以上上がり、痛みも減少した。
4回目の来院時では、痛みもなく可動性は十分だった。日常生活での不自由はなくなった。治療後は右肩の痛みもなくなり、180°まで上がるようになったので治療を終了した。
<院長のコメント>
余談ですが、五十肩の正式名称は肩関節周囲炎です。
四十肩、五十肩は自然に完治するものです。しかし、人それぞれ付き合う期間は様々で何年間も痛い状態が続いている方もおられます。原因ははっきりしないですが、肩の痛みとして身体がサインをだしてくれます。なかなか痛みが取れない方は、時間の経過と共に腕が上がらなくなるかもしれません。上がらなくなる前に是非治療を受け、早期改善に努めましょう。
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20代 男性 会社員 右頚部痛、右肩の痛み(寝違え)。 |
3日前から頚部痛があり、徐々に痛みが強なり首を動かせない状態になった。2年前には、頚部椎間板ヘルニアの既往歴もある。過去にも十数回寝違えを発祥している。歩いても痛いため来院された。
<症状>
首を動かすことができない。
座っているのも辛い。
頚部の全可動域は10°以下。
安静に横たわっていると少し楽。
首を回すと右肩に痛みが生じる。
<治療経過>
始めは週2回、その後は週1回の治療。
1回目の治療では、触るのも困難で痛みがとても強かった。特に右肩周囲に炎症反応が診られた。検査ができないため、右頚部、右肩にアイシング、物理療法、テーピングと筋肉にアプローチで予後を観察。
2回目の来院では、炎症も沈下し検査ができるようになった。治療は頚部にアプローチをおこなった。治療後は痛みが減少し、可動域も40°位にはなった。
3回目の来院では、痛みはかなり減少したが、右頚部、右肩に筋肉の突っ張り感はある。2回目同様の治療をおこない、頚部筋、肩周囲筋にストレッチもおこなった。治療後は突っ張り感は減少した。
4回目の来院では、痛みが消失したが、頚部に多少の動かしにくさを感じる。缶コーヒーが最後まで飲めたと感激のお言葉を頂いた。治療後は可動域、痛みも消失したためメンテナス治療に移行した。
現在は1ヶ月に1回のメンテナンス治療をおこなっている。
<院長のコメント>
寝違えの原因は、デスクワークの不良姿勢と、疲労の蓄積で誘発されたと考えられます。この患者さんは高身長で首が長く細いため、仕事時の机や椅子の高さが合ってなく無理な姿勢で仕事を続けたことがきっかけだと思われます。仕事時、日常生活共に、ほとんど首を動かしていない状態でした。日頃から注意をして首のストレッチなどをし、柔軟性を高めると良いでしょう。
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30代 女性 事務 重い物も持ち上げようとしてギックリ腰。 |
以前から慢性的な腰痛があった。来院する前日に重いもの運ぼうとしたら、腰に痛みが走った。左右の腰痛があり、特に左側の症状が強く、歩くだけでも激痛が走る。左側をかばい、前傾姿勢で来院された。
<症状>
背中を伸ばして歩けない。
動作が痛くて何もできない。
ゆっくりでしか歩くことができない。
<治療経過>
はじめの1週間は週2回の来院。その後は週1回の来院。
1回目の来院では、左側の腰部の方が緊張が強く、炎症反応もみられた。右骨盤の状態が悪く、左側腰部にストレスを与えていた。アイシング、物理療法を腰部にし、右骨盤に対してアプローチをおこなった。治療後は痛みが減少し、少し歩きやすくなった。
2回目の来院では、腰の痛みは、減少し左側だけになった。1回目同様の治療プラス腰部に対してのアプローチ。治療後左側の痛みがかなり減少。関節の可動域も広がった。
3回目の来院では、左側の腰痛はなくなり、左の臀部が少し痛む程度に回復。治療は腰部のみにアプローチをおこなった。治療後は臀部痛も改善されたので、メンテンス治療に移行した。
現在は1ヶ月に1回のメンテナンス治療をおこなっている。
<院長のコメント>
ギックリ腰は日常生活の中で、洗顔時、靴下を履く時、長時間の中腰姿勢から起き上がる時、車から降りようとした時、くしゃみをした時など些細な動作でおこります。原因は、元々悪い状態があったからです。
日頃から、腰痛のサインを見逃さないこと大切です。
腰が重だるい、起床時に痛くなる、姿勢を変えるときに瞬時の痛みがある方は、腰からの警告信号を受信しています。
多くの方々は、ギックリ腰になると、自宅で療養して痛みの軽減を待ちます。確かに安静にしていれば炎症反応は36時間位で治まり、痛みも和らいでいきます。だだし、根本治療をしないと再発します。
ギックリ腰になったらまず患部を冷やし、その後カイロプラクティック治療院を受診することをお勧めします。
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30代 女性 会社員 頚部痛と右小指側の痺れ。(胸郭出口症候群) |
3年前から肩こり、頚部痛、右小指側の痺れがあった。原因は不明。仕事はデスクワークをしていて現在運動はしていない。整体、カイロ、マッサージとあらゆる治療を行ない、親指の痺れがおさまったり、再発したりを繰り返していた。
今回の痺れは強く何処にいっても改善しないため来院された。
<症状>
頚部の動きで症状が悪化することがある。
右小指側に痺れ感、感覚鈍麻。
腕を上げる時痛みが生じる。
<治療経過>
週1回の来院。
1回目の来院では、右頚部、肩周囲筋の緊張が強く、頚部の可動性も減少していた。筋緊張が強い部位に対して、物理療法をおこなった。その後、頚部に対してアプローチをおこない治療後には、頚部痛が減少し腕を上げるのも少し楽になったが、小指側の痺れはまだある。
2回目の来院では、肩こりは減少した。右頚部痛と痺れはまだある。前回と同様の治療を行なった。プラス頚部と胸部の境目もアプローチをおこなった。治療後は、痺れがまだ痺れが残っている。
3回目の来院では、頚部痛は減少したが、痺れは以前ある状態。詳しく検査し、頚部の前面にある斜角筋が過緊張を引き起こしてた。斜角筋に対してアプローチをしたところ痺れが消失。
4〜6回目は同様の治療をおこない、経過観察。
7〜8回目に来院では、痺れが消失し、痛みも改善されたのでメンテナンス治療に移行した。
現在は4週間に1回メンテナンス治療をおこなっている。
<院長のコメント>
この症状は、頚部関節の悪い状態と頚部前面にある斜角筋筋の過緊張が原因と思われます。右側に負担の掛かる日常生活(癖)の見直しと仕事時の姿勢指導もおこなったことが早期改善につながりました。
今では週末テニスができるところまで改善されました。
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30代 女性 主婦 耳鳴り(右側のみ)と右顎関節違和感。 (顎関節症) |
一週間前から入眠時に耳鳴りがするようになった。原因は不明。右側だけで、動いている時には気にならない。その前から顎関節が円滑に動かず、クラック音があり、肩こり、頚部痛もある。大きく口を開くとができないことがある。
耳鼻科にいき耳鳴りの原因を検査したところ、特に異常はないと言われた。ビタミン剤と血流を促進させる薬も服用したが効果がないため来院された。
<症状>
開口時にくの字に開き、クラック音がする。
開口時には指2本程度しか口が開かない。
肩こりがある。
頚部痛もある。
<治療経過>
週一回の来院。
1回目は、耳鳴り原因を確かめるため検査をおこなった。右耳の後面下に耳鳴りを感じ、その周囲筋に緊張が見たれた。頚部痛をあることから、検査し、上部頚椎に対してアプローチをおこなった。
2回目来院時では、治療後3日目には耳鳴りが消失したが、顎関節の違和感はまだある。治療は主に顎関節周りの筋肉を緩め、顎関節に動きがつくようにアプローチをおこなった。
3、4回目の来院では、顎関節の調子も良くなった。
5回目の来院時では、前日に良くなったこともあり、思いっきりあくびをしたら、左顎関節に激痛が走ったとのこと。検査しみると、恐怖感のあまり口を指1本位しか開けられないく、顎関節周囲筋、前頚部筋が過緊張していた。緊張している筋肉を緩め、頚部、顎関節にアプローチ。
6回目の来院では、少し痛みが和らいだ程度であった。前頚部筋対して集中的にアプローチをおこなった。
7回目の来院では左顎関節の痛みが改善。再度検査し、耳鳴り、頚部痛、顎関節の動きも良いため、1ヵ月に1回のメンテナンス治療に移行した。
<院長のコメント>
耳鳴りの症状は、頚部の筋肉が緊張し、その近くを通っている神経と緊張している筋肉が近づいたことにより生じたと思われます。姿勢的な要因が強かったと思います。
顎関節の痛みは、開口時に働く筋肉が左右差があり、開口時に重心となる上部頚椎が問題であったと考えます。5回目の痛みは、左側の前頚部筋の過緊張が原因でした。
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60代 女性 農業 右膝関節内側の痛み |
3年前から痛みが発症。10年前に右脛骨頚部骨折をしているのが原因と思われる。整形外科では、変形性膝関節症と診断されている。
左右共にO脚が進行し、特に右膝下からの曲がりが強く、内側の痛みが強いため来院された。
<症状>
朝起床時に腰が痛む。
正座ができない。
歩くと右膝内側が痛む。
じっとしていれば膝に痛みはない。
<治療経過>
週に1回来院。
1回目は、主に腰部のバランスを整え、右膝関節又周囲筋に対してアプローチをおこなった。
2回目の来院時では、右膝関節の痛みが減少。しかし、腰部に重だるさを感じるようになった。治療は、腰部・股関節・足関節重点的にアプローチ。
3・4・5・6回目は、2回目同様に治療を続けた。
7回の来院時には、腰部痛・右膝関節の痛みもかなり減少し、関節可動性がでてきたため、周囲筋の筋膜にアプローチをおこなった。
8・9回目で症状が安定したため、1ヶ月に1回のメンテナンス治療に移行した。
現在も予防のため、1ヶ月に1回の来院されている。
<院長のコメント>
10年前に右脛骨頚部骨折したため、関節面が外側に流れいて、ロックしている状態でした。
そのため右股関節も外側に開いていて、右足関節も同様外側の動きが制限されていました。
よって右下肢内側の筋肉が筋力低下をおこし、外側に負担が大きくなっていた。
今でも一ヶ月1回来院されています。日常生活で困ることはないと言っていただいております。
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7歳 男性 小学2年生 チック障害 |
2歳時に瞬きから始まり、4〜5歳時には、目を瞬き、首振り、口を歪める、声を出す症状がでる。現在は、首振りの回数がとても多く、声を出すなどを繰り返す。
両親が薬など頼りたくないため、来院された。
<症状>
右側の瞬きを繰り返す。
発声を繰り返す。
右側への首振りを繰り返す。
右側に口を歪めるのを繰り返す。
痛みはなし。
<治療経過>
1回目は、心理的なストレスを探り問題があったことを両親と話し合いをおこなった。右側の不随意運動が強かったのを確認後、右側の後頚部筋、前頚部筋や背部筋を緩める。その後右側の過緊張が原因で、引き起こされた上部頚椎にアプローチをおこなった。治療後は、両親に対し、精神面でのサポートをお願いした。
2回目の来院時では、首振り、瞬きがかなり減っていた。以前変わらないのが発声。治療は1回目同様、上部頚椎のアプローチを行い、脊柱へのアプローチもおこなった。
予後に対しての注意事項を確認した上、経過観察することになった。
<院長のコメント>
チック障害は、体の部位が不随意的に連続して繰り返される障害です。病気ではありません。原因は不明であり、心身症の1つとも言われています。これと言った治療法はなく、成長に応じてのコントロールやストレス回避、また向精神薬での治療で症状を軽快させているのが現状のようです。発症は小学生にあがる前後でおこることが多いようです。成長に比例し、症状は落ち着きます。何より周りでの理解、両親の精神的なサポートが重要になります。
今回の治療で、首振り、瞬きが良くなった理由として考えられるのは、慢性的に不随意運動が繰り返されたことにより、一側性の過緊張と自律神経の緊張が強く存在したためです。
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